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ハワイ(もちろんアメリカ本土も同様です)のレストランでは料理を注文する際にはルールがあります。
今回はそれをわかりやすくお伝えします。
まずは日本の一般的なレストランでの注文の仕方おさらいすることから始めましょう。
その方がハワイのレストランでの注文の仕方がより明確になります。
日本のレストランの場合/入店~オーダーまで
①店員さんが、席までお客を連れて行く(自分で自由に好きな席に行く場合も多い)。
②その後しばらくして、店員さんが注文を取りに来る。
③追加注文がある場合は、店員さんを呼んで追加注文する(もしくは自分のテーブルの近くを通りかかった店員さんに追加注文する)。
ファミリーレストランや居酒屋さん、ちょっとした和洋中各ジャンルのレストランにいたるまで、ほぼ上記のような席案内からオーダーまでの順序をたどっていると思います。
加えて、席まで案内した店員さんとオーダーを受ける店員さんが異なることもしばしばです。
ふだんは当たり前すぎて無意識的に行っていることを言葉にすると、実は上に記したようになります。
ひるがえって、ハワイのレストランでの食事の注文の仕方はどうでしょうか?
上の各番号に対比する形で、シーン別に詳細にみていきましょう!
入店から座席案内まで
ハワイでもレストランの店員さんがあなたを座席まで案内してくれるという流れは日本とさほど変わりません。
しかしお店によっては「ホスト/ホステス」と呼ばれる受付係のスタッフが予約の有無を確認し、あなたを席まで連れて行ってくれます。
個人経営のこじんまりしたレストランでない限り店頭には受付があり、たいていはこのパターンです。
もし「ホスト/ホステス」ではなく他のスタッフがあなたを席まで案内してくれた場合、その方が本日のあなたのテーブルの「担当」になります。
料理の注文の仕方
さきほど、前段落にてあなたのテーブルの「担当」という言い方をしました。
ひょっとしたらあなたは「料理を注文するだけなのに担当って、いったい何のことだろう?」と思われたかもしれません。
そう、ハワイ(もちろんアメリカ本土も含む)のレストランでは「サーバー」と呼ばれる、あなたのテーブル担当のスタッフが注文や会計のすべてを面倒みてくれるというシステムなのです。
裏を返せば、あなたはそのスタッフ以外の方にオーダーやチェックを依頼してはいけない、というルールとも言えます。
ですからあなたはその「担当」スタッフにしかオーダーや会計などの依頼はできません。
ここが決定的に日本のレストランのルールと異なるところです!
日本のファミレスでのように、ハワイのレストランにて「Escuse me!(すみません)」などど声をあげて店員さんを呼び出すことなどは絶対になさらないでください(もちろん呼出ボタンなどもありません)!
「じゃ、その担当者が自分たちのテーブルに来なければ、ずっと待ちぼうけなのか?」とも思われるかもしれませんね。
たしかに、理屈としては「待ちぼうけ」の可能性もあるのですが、そこは「チップ」というシステムが効力を発揮します。
テーブルを担当してくれるサーバーにとって「チップ」はとても大切で大きな収入源ですから、ほとんどのスタッフは自分の担当になったお客さんには着席から退店までのあいだ、ずっと気を使ってくれています。
なぜならその間のサービスがチップに跳ね返ってくることを知っているからです。
(ですから納得のいくサービスを受けたら気持ちよくチップを払いましょう!)
例えばあなたのグループがテーブルに着いたらサーバーは挨拶から始まり、ドリンクの注文をとり、おすすめのメニューやスペシャルメニューを説明してくれます。
そして注文した料理がサーブされ、あなたが食事を楽しんでいる最中も、頃合いを見計らって「オーダーしたものはすべて揃っているか?」「味は大丈夫か?」「楽しめているか?」などを実にタイミングよく訊いてきてくれます。
追加注文の仕方
食事もひと段落し、あなたがある程度お腹いっぱいになって食後のコーヒーが飲みたいな、と思ったとしましょう。
そんな時も担当のサーバーはタイミングよくメニューとともに「食後のデザートやお茶はいかが」などと追加の注文を訊きにきてくれます。
そしてその時にコーヒーなど自分が欲しいものを頼んでください。
その後もサーバーが「今日は楽しんでくれたか?」とか「料理は満足してくれたか」?なを訊きにきますので、感謝の意を述べつつ(カタコトの英語やジェスチャーで大丈夫です!)、「Check please(チェックプリーズ)」と伝えましょう。
そうすると伝票を持ってきてくれるので、お支払いを済ませてください。
(ちなみにレストランでの支払いの仕方については近々アップ予定です)
まとめ
くりかえしになりますが、日本のレストランと決定的に異なるところは以下の2点です。
①テーブル担当のスタッフがいる
②担当の方だけに料理の注文や会計の依頼ができる
この2点だけおさえておけば怖いものはありません。
英語が話せるかどうかなんていうことは二の次です。
もちろんそうはいっても、初めてのハワイ旅行前の現時点では日本のレストランのように自分のテーブルの前を通りかかったスタッフさんに気軽に注文したいと思いますよね。
その方がラクですし、慣れていますから。
それもとてもよくわかります。
ぼくも出張時、アメリカ本土で初めてレストランに入った時に、同僚から教えられたことが今回ここでご紹介したことでした。
「日本と違ってアメリカのレストランはオーダーできる人が決まってるんだよ」と。
それを聞いて、案の定「面倒くさいな~」と思ったものです。
しかし異国の地ではその土地のルールに従いましょう。
外国のレストランこそ、料理も含めて「郷に入っては郷に従え」が目の当たりに体験できるよい機会ですし、異文化体験とはこういったことでこそ味わえるものですから。
そしていつもと違う「違和感」を積極的に楽しみましょう(その後、このように思えたこともよかったです)!
もちろんくれぐれもチップを忘れずに。
日本人の感覚だと「チップ=余計な支払い」と感じがちですが(実際ぼくもそう思ってました!)、「チップ=感謝」ととらえると気持ちよく出すことができますよ。
そのほうがハワイのレストランでも食事がより一層楽しめます!
それではハワイ旅行を存分に楽しんできてください。
いってらっしゃいませ!