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師走早々に勤務先の同僚と忘年会を催しました。
場所は日本橋。最寄り駅は三越前。
勤務地からは少々離れているのですが、どうしても食べに行きたい焼肉屋さんがあり総勢5名で伺いました。
その名も「焼肉専科 肉の切り方」。
なかなかユニークな店名ですね。
「How to」といった意味を持たせた名前にお店の決意がにじみ出ています。
お店のWebsite(https://g604226.gorp.jp/)にもありますように「”焼肉の味は肉の切り方で決まる”をコンセプトに、徹底的に肉の切り方にこだわった新しい焼肉店」を標榜しています。
こういった店名をつけたお店って当たりはずれが激しいのですが、さて今回はどちらだったでしょう?
それでは店舗概要からはじめます。
肉の切り方日本橋本店 店舗概要
住所:東京都中央区日本橋室町1-12-15 テラサキ第2ビル1F
電話:050-3468-3263
アクセス:
地下鉄銀座線もしくは 半蔵門線三越前駅 A1番出口 徒歩1分
地下鉄東西線 日本橋駅B12番出口 徒歩6分
営業時間:月~金17:00~23:30(L.O.22:30)/土日祝 16:00~22:30(L.O 9:30)
定休日:不定休日あり(※定休日はビルの休館日・年末年始)
各種クレジットカード使用可
ぼくたちは地下鉄東西線日本橋駅を降りて徒歩で向かいました。
途中箱根駅伝のゴール直前にあたる日本橋三越本店の前を過ぎ、コレド室町3の裏手にあるお店にほどなく到着です。
入店してすぐ左手にお肉の冷蔵庫を発見!
入店前の疑問はどこへやら。
本日のお肉に期待せずにはいられません!
そして席は両背面を格子状の壁で仕切った個室ですね。
あわただしい師走の時期に時間制限も設けられていないようなので、ゆっくりとお肉をいただけます。
今回いただいたメニューの実食レビュー
まずは今回5名でいただいたメニューをざざっと紹介してまいります!
生ビール(600円 税抜き 以下同)×5
キムチ(500円)×2
チャンジャクリームチーズ(650円)×2
肉の切り方お任せ10種盛(4,300円)×5
黒豆マッコリ(2,200円)
二東マッコリ(2,100円)
カリテラ・レゼルヴァ赤B(2,800円)
特厚切りタンステーキ(1,800円)×2
レバー(味噌だれ・750円)
薬味ネギ(300円)
氷(200円)
チョボシラー(赤ワイン・3,700円)
ホルモン4種盛(塩・味噌だれ 各1 各1,050円)
切り方特製サラダ(790円)
酢橘&柚子胡椒サラダ(790円)
まずは生ビールで乾杯です!
そしてお肉が来る前にまずは先付としてキムチとチャンジャクリームチーズをーオーダーです。
キムチは辛みとうまみ、そして酸味が程よくブレンドしており、いい感じですね。
チャンジャクリームチーズは前菜としてぜひとも注文していただきたいです。
チャンジャ=辛いという概念がくつがえりますね。
クリームチーズの濃厚さとチャンジャのうまみをビールで流し込むと、肉を味わう前にちょっとした幸せ気分に浸れますよ。
そしてさっそくドリンクもマッコリにチェンジ!
1本目は黒豆マッコリです。
黒豆の味もしっかりと楽しめる濃いめのマッコリ。
まだ未飲のかたはぜひともお試しを(グラスもあります)!
そしてほどなく肉の切り方がおすすめする、お任せ10種盛の登場です!
今回はいきなりのメインからいただきます。
写真は5人前が一皿で一気に盛り付けられたものです。
10種類のお肉が各5切ずつ。
つまり50切れの上質なお肉が目の前にででんとやってきました!
そしてそれぞれのお肉の食べ方を指南したシートもいただきました。
店員さん曰く、盛られている順番通りにかつシート記載の味付けで味わうのがそれぞれのお肉を最もおいしくいただけるとのことでした。
つまりこういうことです。
特選厚切りタン→イチボ→ナカニク→サーロイン→ザブトン→クラシタ→特上フィレ→内モモ→シキンボ→リブキャップ
この順番で10種を焼くのがおすすめとのことでした(ちなみに塩などの下味はすでにつけてくれています)。
下の写真を使って説明しますと⓵②③の順番でに矢印を追って焼いていくということですね。
そういえばつい十数年前までは焼肉の正肉は「ロース」「カルビ」と大きく2種類にしかわかれていなかったかですよね。
それがいつのまにやら部位ごとに名称がつけられて細かく分類され、採れる量が少ないほど希少部位として重宝される風潮がでてきました。
ぼく自身今でも「希少部位=高価=うまい」という考えには賛同しかねるところはあります。
が、今回肉の切り方にていろいろな部位が一度に食べ比べできたことによってひとつわかったことがありました。
部位ごとにそれぞれのうまみがまったく異なる
当たり前っちゃ当たり前なのですが、普通に焼肉屋さんに行っても今回ほどそれぞれの部位ごとの味が堪能できる機会もなかなかありません。
しかし肉の切り方では脂のうまみ、噛みごたえ、肉の弾力、赤身のうまみど、部位の異なるお肉を連続して食べることで比較がしやすくなります。
とは言っても肉の品質がよくないとこういった食べくらべも難しいです。
ですから食べくらべも、ひとえに提供していただいたもともとのお肉が素晴らしいことが前提としてあるからこそのメニューなのでしょう。
そして上質な和牛をお店自慢の肉に応じた切り方でその部位ごとにますますおいしく味わえるのが、肉の切り方の真骨頂だと思いました。
サーロインとフィレ肉の味の違いならば見た目から判断してもまったく異なることはわかりますが、ザブトンとクラシタ、内モモとシキンボといった同じジャンルの部位を食べくらべ、かつ、その微細な味やうまみの違いをしっかりと味わえることこそ、肉の切り方のスタッフさんがお客さんに体験してもらいたいことなのかな、と思いました。
そしてその狙いがしっかりとお客さんに届いている。
少なくともぼくはずしんと一発で撃ち抜かれました。
肉の切り方はまさに焼肉界のゴルゴ13です。
ほんと素晴らしいお店です。
この場を借りて再度「ごちそうさまでした!」と声を大にしてお伝えしたいです。
今回は10種盛りの一切れずつをレビューするより、10種盛りを通してお店が届けたい思いをぼくなりに解釈しあなたに伝えることによって、このメニューが興味あるものになれば幸いです。
そしてあなたが実際に肉の切り方にて10種盛りをオーダーしていただくことを切に願います。
ほんとお肉の食べくらべができておすすめですよ!
すみません。
10種盛りを熱く語りすぎました。
他にオーダーしたメニューもざざっと紹介しますね。
特選厚切りタンは10種盛りにも入っていたものを再度オーダーしました。
こちらの厚切りタンは新宿三勝目のもとやま(「【新宿三丁目 焼肉】おすすめ店ははもとやま|A5の黒毛和牛をコスパよく食べられる!」)にもひけをとらないうまみを味わえます。
今回は5名できていることもあり、ドリンクも一気に注文です!
二東マッコリ
カリテラ・レゼルヴァ赤B
チョボシラー
氷
氷は赤ワインに入れて飲みました。
意外にもぼくを含めワインに氷を入れて飲むのがすきなひとが結構いまして。
ついついお店でもやっちゃいました。
ちなみに日本酒に氷を入れてもおいしいですね。
次にいただいたのはホルモンシリーズ。
ホルモン4種盛りとレバー単品です。
4種盛りは塩、味噌だれの2種を注文。
レバーは味噌だれです。
ついでに薬味のネギもいただきました。
ホルモンは塩も味噌も確かに鮮度も高くてうまい。
でも先ほど食べた10種盛りのうまみが強すぎでどうしてもかすんでしまいますね。
いや、おいしいんですよ。
他のお店ならマストオーダーとしておすすめしているかもしれません。
最後にサラダを2種類注文して〆ました。
切り方特製サラダと酢橘&柚子胡椒サラダです。
たくさんお肉をいただいた後に口の中をさっぱりとさせるためにいただきました。
こちらのサラダもお肉の途中もしくは前菜でいただいてもいいかもしれませんね。
それくらいの存在感もおいしさもあります。
今回いただいたメニューは以上になります。
やはり一にも二にも10種盛りのインパクトがすごい!
しかもいずれの部位もとてもおいしかったです!
肉の切り方まとめ
今回のお代は計46,130円(税抜)、税込みで50,743円でした。
ひとり約10,200円。
およそ諭吉一枚ですね。
しかし食べ物だけですと32,330円(税抜)。
ひとり約6,500円+税金でいただけます。
お酒以外のオーダー合計額はお店の立地などを考慮してもとても良心的な価格だと思います。
そしてすでにお気づきかもしれませんが、今回は最初に刺身を注文していません。
というのもメニューにセンマイやハツといったホルモン系の刺身がなかったのです。
肉の切り方は「焼肉専科」と謳っているだけあって、本当に「焼肉」に特化したお店ですね。
しかも正肉に軸足を置いたメニュー構成です。
今回ホルモン系もいただきましたが、こちらのお店では正肉一本で注文していくことがおすすめかと。
そのほうがお店の特色をより味わえることでしょう!
どこでも守れるオールラウンドプレイヤーというより、「正肉の焼肉をいかにおいしく味わえるのか」を極めた専門職的なお店です。
そういったこのお店の特色を十分享受するためにも、正肉を中心にしたオーダー構成で臨んでいただくことをおすすめします!