本記事には広告が含まれています

アメリカへ頻繁に出張していたころ、ベトナム料理店やタイ料理店、中華料理店などアジア系のレストランのどこに行ってもトップ画像のようなソースが卓上に置いていました。

本日はそのソースについての話です。

これはいったい何?

当時、アメリカの同僚内では「謎ソース」と呼んでいたことを思い出します。
しかしぼくも含めて誰ひとりとして、その「謎ソース」を手に取ることはありませんでした。

ただ、この不思議デザインなパッケージをみて、みな一様に「なんだこれ?」と思っていたことは確かです。

それから月日がたち、またコロナ禍直前のハワイにて再びこの調味料に出会っちゃいました。
(現在、なかなかハワイへ行けないのが残念です)

「また会えたね!」と昔好きだった人と数年ぶりに偶然再会したような、そんなロマンスが始まるようなシチュエーションではまったくなく、あの少し不気味な鳥のイラストががワイキキエリアのフードコートでニヤリとしながら「やぁ、待ってたよ」といった、どちらかと言うと、not welcomeな再会でした。

意を決して使ってみると・・・

でもここで会ったもなにかの縁、今度は意を決してフォー(ベトナムの米粉を使用した麺)に入れてやりましたよ。

そしたらスープがきりっと引き締まり、とてもおいしいじゃないですか!

辛いものにはそれほど強くないぼくでもするするとフォーへの箸が進みます。
ハワイに来てから連日の外食で胃が少々くたびれかけていたこともあり、食欲を取り戻すきっかけにもなりました。

その後、このソースがシラチャソースという名のカリフォルニア州で作られているものであることも知り、えっアメリカ製だったの!とまた驚いたほどです。

翌日ぼくたち夫婦はドン・キホーテに走りました。
そしたらありましたよ。

当時の価格でひとつ5ドルくらいでした。

これは買って帰らねばと手にったところ、その脇に例の鳥のイラストがプリントされた別の商品らしきものがあるではないですか。

なにやらこちらはニンニクが入っているようです。
だったらまずはこっちも試してみよう!とひとつ購入し、ステーキやらフライドチキンやらを持ち帰ってディップして食べてみたところ、オリジナルシラチャソースに負けないくらいおいしい!

妻にいたってはオリジナルシラチャよりこちらのガーリックチリソースのほうがいたく気に入ったくらいです。

というわけでわが家のおみやげに、思いもかけないアイテムがひとつ加わりました。

そして今では自宅の食卓で、醤油やソースなどとともに不気味な鳥がいつも微笑んでいます。
ハワイでの運命的な(?)再会がなければ、この味を一生知らないまま終えたかもしれません。

そんなことを思い出し、ものは何でも試してみるものだなと独り言ちながら、今日は自宅でビールのつまみにガーリックチリソースをつけてたこやきを食べています。

ハワイが初めてのみなさまも、ハワイのアジア系レストランに入ったら、ぜひシラチャソースをお試しください!

不気味な鳥が魅惑の世界にご案内してくれます。笑

後日談

前回のハワイ旅行から数か月後、米国勤務も同僚が帰国する際にこちらのTシャツを通販で買ってきてもらいました。1枚17ドル。

普段着として活躍してくれそうです。