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南紀白浜マリオットホテル3Fのレストラン「Grill&Dining G」では、朝食のほかにディナーをいただくことができます。
先日2泊3日で滞在した際は、2日目の夜にディナーコースをいただきました。
今日は、こちらのコースのお料理についてお伝えしますね。
南紀白浜マリオットホテルGrill&Dining Gディナータイムについて
Grill&Dining Gのディナータイムは17:30~22:00 (L.O. 21:00)。
お席数は多いものの、基本は予約制のようですので、ご利用を検討されるならば事前に予約を(お席に余裕があれば、当日受けていただける場合も)。
予約方法は電話となります。
現在のところオンラインの予約システムが無く、ホテルの予約専用ダイヤル(0739-43-2600)へかける流れとなっています。
滞在中に利用したいということになった場合は、一度フロントへ相談してみましょう。
ディナーは地元の食材を使用した季節感溢れるコースや会席、アラカルト(グリル料理や和食)と用意されています。
ドリンクの種類もなかなか豊富。
白浜に訪れたらぜひ飲んでおきたいクラフトビール「ナギサビール」や和歌山ならではの梅酒・日本酒など、お好みやお料理にあわせて楽しめるラインナップとなっています。
またキッズメニューは2種類で、年齢層によって品数や一部内容が変わる仕様。
お子様の年齢や食事量で選択できるのが良いなと思いました。
私達が伺った際もお子様連れの方が結構いらっしゃいましたよ。
レストラン入口で予約時間・名前をお伝えし、お席へ案内していただきます。
朝食会場と同じ場所となりますが、ディナータイムは落ち着いた雰囲気。
南紀白浜マリオットホテル ディナーコース実食レビュー
私達がいただいたのは「Seasonal Dinner Course for Winter-KUMANO Premium-¥10,300(税/サービス料込※以下同)」。
熊野古道エリアの食材を使用した「ご利益」が期待できそうなコースです!
まずはザ・プレミアム・モルツ(¥1,460)で乾杯!
1パイントのビール、なかなか飲み応えがあります。
アミューズは、「古座川鹿金もみじとフロマージュのマカロン 和歌山県産ベリーソース」。
突然の黒いマカロンの登場にびっくり!
お、お菓子??と思って食べてみると・・・
「古座川鹿金もみじ」というのは、高級ブランド鹿肉とのこと。
とはいえ鹿肉感はなく、フロマージュの濃厚さとベリーのさわやかさが際立った一品でした。
ビールにも合うマカロン・・・なんだか不思議な感じでした。
続いてはオードブル。
「紀州寒ブリのロンデール 生姜のマリネ ビーツソースと柚子泡のアクセント 冬の雪見立て」。
まず「きれい!」の一言が出ました。
程よく脂がのった寒ブリ。ほんのり生姜を感じます。
赤いビーツソースは、寒ブリ特有の風味にしっかりマッチしている印象を受けました。
そして白い泡・・・これ柚子だそうです。
たしかに寒ブリに添えるとしっかり柚子の風味が。
楽しみながらいただくことができたオードブルでした。
スープは「布引大根のポタージュ 紀奥山椒をきかせて」。
初めてお聞きする「布引大根」とは、和歌山の特産のようですね。
程よいコクに優しいお味。
ポタージュというと少し重めなスープの印象がありますが、大根だと全くしつこくありません。
紀奥山椒は、あまり強調せず上品にきかせているように感じました。
添えられた刻み干し大根が、アクセントとしていい仕事をしています。
コースに付いてきたパンも美味しかったです。
ここからはメインとなります。
魚料理は「紀州本クエととれとれ市場魚介のクリーミーブイヤベース あおさ風味 カリフラワーと冬野菜とともに」。
こちらコースをいただいたのは2月上旬で、白浜ではちょうど本クエが美味しい時期。
クエといえばお鍋で・・というイメージが大きかったので、ブイヤベースとは新鮮でした!
そして「とれとれ市場」は、白浜旅行でぜひチェックしておきたい海鮮マーケット。
地元のみならず全国の新鮮な海の幸が味わえることから、旅行中に立ち寄る方も多いスポットですね。
さて気になるお味は・・・これは、もう美味しすぎました。
本クエの風味と、海老やイカといった魚介の風味が合わさって、濃厚さと旨味がすごい勢いで迫ってきます。
散りばめられた「あおさ」が、ちょうどよい磯感をプラスしてくれます。
色合いよく添えられたお野菜も甘みがあり、海の幸の旨味との調和が大変すばらしい一品でした。
「すみません、お代わりください」と言いたいぐらい・・・(笑)
お皿には添えられていたのはトーストされたバケットとマッシュポテト。
言うまでもなく・・・こちらとブイヤベースの相性も最高でした!
ここでドリンクを追加しました。
地元のお酒をと、「南紀白浜ナギサビール【ペールエール】」と「紀州梅のワイン」をチョイス(お値段失念)。
肉料理は「いのししの紀州備長炭焼と奈良伝統冬野菜のソテー 赤ワインソース 龍神椎茸の香りを添えて」。
このほかに国産牛サーロインや国産豚のソテー、また追加料金となりますが、国産牛テンダーロインや熊野牛サーロインにも変更ができました。
私達は二人とも「いのししの紀州備長炭焼~」を選びました。
まず「いのしし」は、思っていたよりも固くなくて食べやすい印象。
赤身の風味がしっかりとありますが、ちょっと懸念していた「獣臭さ」は全く感じません。
備長炭の香ばしい香りが心地よく、赤ワインソースの相性が抜群です。
そこに冬野菜のソテーが良い箸休めになります。
そして、お料理名にもある「龍神椎茸」・・・実はこれ、私達も大好きな椎茸なのです。
傘が大きく肉厚な龍神椎茸は、食べ応えがあってジューシーな旨味がたまりません。
お料理が運ばれてきた際、スタッフの方からこんなことを言われました―「よろしければ、脂身の部分も味わってみてください」と。
いのしし肉に添えられた脂身は、見た目は「くどそう」な雰囲気。
恐る恐る食べてみると、その雰囲気はすぐに覆されました。
全然しつこくなく、脂の甘みが口の中に広がります・・・これはぜひ食べるべき脂身!
なんだか、すごく得した気分になりました。
あっという間にデザートです。
美味しいものを食べる時間は、すぐに過ぎてしまいますね・・・
デザートは「チョコレートスフレと有田蜜柑のコンフィチュール 南高梅のアイス添え」。
コーヒーとともにいただきました。
茶色いプレートにカラフルな盛り付けが映えます。
真ん中に置かれたチョコレートスフレは、甘さ控えめ。
添えられた有田蜜柑のコンフィチュールの酸味がさわやか。
南高梅のアイスは初めてだったのですが、酸味はあまり強く、すっきりしたお味で食べやすい。
このアイスが食事のシメをしっかり務めてくれました。
まとめ
南紀白浜マリオットホテルのディナーコース、大変満足の内容でした。
どのお料理も美味しいだけではなく、ちょっとしたアクセントや見せ方にも工夫が感じられ、目も舌も嬉しくなる時間を過ごすことができました。
また、スタッフの方々も大変親切で、お料理の説明も分かりやすかったです。
季節に沿ったコースディナー、よろしければぜひ食べてみてくださいね。