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ハワイ旅行に行った際、自宅で普通に飲んでいたライオンコーヒーの工場見学ができることを知り、行ってまいりました。

工場見学なんていつ以来でしょうか、ワクワクしますね。

ライオンコーヒー店舗概要

LION COFFEE(ライオンコーヒー)

住所:1555 Kalani St, Honolulu, HI 96817
電話:(808)841-7521
営業時間: [月-金] 6:00~17:00 [土] 9:00~15:00
定休日:定休日: 日曜
工場見学時間:月-金・各日10:30と12:30の2回開催

 

地図2-1

ワイキキから19番か20番のバスに乗り、Nimitz Hwy+Kalihi Stで降車。
そこからは徒歩で行けます。

いざライオンコーヒーの工場見学へ!

参加手続きや手荷物はどうするの?

ぼくたち夫婦は12時半からの工場見学のため、12時過ぎに現地に到着。
参加手続きは備え付けのタブレットに必要事項を入力するだけ。
その後は見学開始時間まで店内で待っていました(特に予約はしていません)。
見学希望者と思しきお客さんもちらほらいまして、定刻に集合してみると計8名すべてが日本人でした。

ライオンくん

店内に入るとライオンくんがお出迎え

 

実際に工場見学をする前に、参加者全員の荷物をまとめてカギ付きのロッカーに収納していただきました。
バックパック程度の荷物でしたら預けられますのでどうぞご安心を!

また、ガイドのスタッフさんも日本人で、言葉に不自由することなく工場見学ができたことを先にお伝えしておきます(これは偶然かもしれません)。

そしていよいよ工場見学です。
が、写真撮影不可なので、しばらくは文章だけでお付き合いください。

まず、見学者は資料室のような部屋に通されます。
そこで髪の毛が落ちないように不織布製のかぶり物、メガネ、ヒゲ用のかぶり物を装着しつつ、コーヒー豆の苗から生豆になるまでのお話をうかがいます。

ちょっとしたトリビア的なお話も聞けましたが、それは後ほど。

いよいよ工場内へ!

説明を聞いた後は隣接する工場に入ります。
そこでは生豆が焙煎され、風味に応じたフレーバーを吹き付けられ、パッケージングされるまでの課程を説明を伺いながらまわります。
小学生の時の社会科見学で行った牛乳工場やパン工場を思い出しました。

工場見学って、大人になってからの方が断然楽しいですよね!

巨大なマシンのなかで焙煎されたコーヒー豆が絶え間なくパッケージングされていくさまを、目の当たりに拝見できる機会などめったにないですからしっかりと目に焼き付けてきました。

工場の間断ない動きをみていると、ロシアの映画監督・ジガ・ベルトフが撮った『カメラを持った男』(1929年作)を思い出します。

ちなみにコーヒーの味は焙煎の具合によって、そのほとんどが決まります。
大まかには下のようにおぼえていれば、自分の好みに合ったコーヒーが選べると思いますよ。

焙煎具合が浅い:カフェインが多く、酸味がきつい
焙煎具合が深い:カフェインが少なく、苦みがきつい

ライオンコーヒーの「へぇ」

工場内での製造過程を一通り見学したあとは、創業当時から現在に至るまでに作られた関連品の全てが飾られているショーケースを見てプログラムは終了です。

 

ショーケース

参加者にはサンプル用のコーヒー豆(50g)、ティーパック1袋、すぐにカフェで使える割引券をいただけます。

それでは、さきほどお待ちいただいたライオンコーヒーの「へぇ」なお話を。

ライオンコーヒーが人気となったきっかけは、ライオンコーヒーのパッケージのライオンを切り取って送ると、カードがもらえるという企画でした。

当時のカードがこちら。

 

カード

これって今の商売でもふつうにありますよね。
パッケージについてるシールを10枚ひと口にして送ると景品がもらえたりなど、缶コーヒーやジュースの販促企画として今でもやっていますね。

で、この企画で何がおこったかというと、申込者が爆発的に増えたらしいです。

しかし当時のアメリカの郵便局には一度に大量の郵便物を処理する機能はありませんでした。
そこで郵便局では「大口郵便のシステム」を導入したとのこと。
きっかけがライオンコーヒーだったとは驚きですね。

そしてふたつめの「へぇ」は日本人にとても関係が深いものでした。

今から150年ほど前より、日本からハワイへの移民政策がはじまりました。
正確には1868年の明治元年、最初の移民の人たちがハワイへ来ています。
そしてその移民の方々のことを「元年者」と呼んでいます。

彼らはサトウキビ畑で働くためにやってきたわけですが、サトウキビ産業が衰退するにつれ大地主たちはその頃放置されていたコーヒー豆農園に目をつけ、コーヒーの栽培を始めました。

その後地主たちが5ヘクタールずつに農園を分けて売りに出したときに、まっさきに購入したのが「元年者」の人たちだったのです。

結果ハワイ島コナのサトウキビ畑が一面コーヒー豆の農園なった頃には、所有者は全員「元年者」の日本人だったそうです。
それを思うと、ぼくたちが飲んでいるコナコーヒーは日本人が作りあげたといってもいいくらいですね。

このようなトリビア的な話を聞かせていただいたのも工場見学ならではでした。

日本とハワイのつながりがこのようなところでもあるんですね。

またさきほども言いましたが、大人の工場見学って楽しいですよ。
ぜひライオンコーヒーの工場見学を候補に入れてみてください!

(備忘録)リビーマナプアにもトライしに行く

そして次に訪れたのはラインコーヒーからほど近い、リビーマナプアショップです。

残念ながら2019年4月に50年以上にわたる営業を終了したようですが、備忘録もかねて記載しておきます。
場所はライオンコーヒーのほど近くにありました。

(備忘録)
こちらのマナプア、ふかふかしていてとてもおいしかったですよ。
肉まん慣れしている日本人にとっても、あらためておいしくいただけると思います。

リビーマナプア

マナプア

(閉店)
LIBBY MANAPUA SHOP(リビーマナプアショップ)

住所:410 Kalihi St, Honolulu, HI 96819
電話:(808)841-2253
営業時間: [水-日] 6:00~1400
定休日:月・火

肉まんを食べなれている私たち日本人にとってはとても親しみのもてる味でした。
閉店してしまって残念。

追加情報

初めてのハワイ旅行に行かれる方にとって、どのようにハワイ旅行を計画するかはとても大切です。
もっとも簡単なのは旅行会社のツアーを利用すること。

そういった意味ではJTBのパックはとても便利です。
下記リンクから一度ご参照ください。

 

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