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温泉地で宿泊する際、一般的には宿の夕食をいただくことが多いと思います。
ご多分に漏れずぼくたち夫婦もしかり。
しかし先日訪問した南紀白浜ではあえての素泊まりにし、夕食も地元のお店でいただくことにしました。
なぜなら事前にネット検索でヒットした鉄板焼 蘭で提供される熊野牛のコースがいただきたかったことが理由のひとつだったからです。
結論からお伝えしますと、これがとてもおいしく、満足度も最高潮でした!
白浜にいらした際にはぜひあなたにも行ってほしい!ということで早速レビューを始めます。
鉄板焼 蘭 店舗概要
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2760-8
電話番号:0739-34-2115
営業時間
11:30~14:00(ランチは前日までの予約制・日曜日はランチ休)/17:00~21:00
定休日:月曜日
カード可/電子マネー可
禁煙
今回ぼくたちはJR白浜駅からタクシーでお店まで行きました。
料金は760円。
およそ1.7kmです。
鉄板焼店らしく、店内はカウンター席がメインになっています。
サイドはいす式、シェフ前が掘りごたつ式とふたつのシートから選択できます。
ぼくたちは掘りごたつ席の中でもシェフ前をとっていただけました。
別に個室もあります。
2018年開業とのとこで、清潔でぴしゃりと整えられた店内に期待がふくらみますね。
訪問実食レビュー
まずは瓶ビールで乾杯!(@680円・税込・以下同)
アドベンチャーワールド内を歩き回ってきた体にしみわたります!
これから始まるコース料理への準備は万端です!!
今回いただいたのは特上百合コース(@11,350円)。
熊野牛サーロインコース(100g)に鮑・伊勢海老がついたメニューになります。
コース内には上記メインメニューのほか前菜、焼野菜、海鮮、ごはん、汁物、デザートも入っています。
ということでまずは3種の前菜からいただきます。
写真左からスジ肉の煮込み、おひたし、鴨ロース&サツマイモです。
スジ肉はこれだけですでにご飯が食べたくなりますね。
もちろんビールにも合う!
おひたしや鴨ロースなどもしっかりした味付けで食欲を増進させてくれますよ。
焼野菜は一部自家菜園のものを使用されているそうで、オーナーシェフのこだわりが感じられます。
といってもこちらのご主人、「頑固一徹」とは程遠く、とてもお話上手で気さくな方なんです。
ぼくたち夫婦も、今いただいている料理のことや白浜の話などをたくさんさせていただきました!
ここでお酒を白のグラスワイン(@600円)にチェンジします(写真を撮り忘れました)。
引き続き焼野菜やサラダで軽くおなかの準備運動をしつつ、海鮮メニューである鰆のバター焼きをいただきます。
鰆はすでに味付けがほどこされています。
前半の半身はそのまま、後半はニンニクチップとあわせて食べることをおすすめします。
身はとてもしまっており、かむたびにサワラのうまみが口の中に広がりますね。
そしてお次は鮑。
こちらもバター焼きになります。
味はついていますので、こちらもそのままで。
鮑というと刺身でもソテーでもコリコリとした食感をすぐに想像しますよね。
しかし蘭の鮑はやわらかい!
そしてうまみがある!
火の通りが絶妙で、ややレア感の残った焼き加減に脱帽です。
シェフもぼくたちの食べる様子を見てニコニコしていました。
鮑=コリコリ感という概念はこれでなくなりましたよ。
こういった食べ方もあることに驚きです。
そして伊勢エビも続いて登場。
ひとり半身分をいただけます。
小ぶりでありながらも、身の締まり方が半端なくよいです!
コースの流れを考えるとこれくらいの大きさで十分。
こちらもそのままでいただいてください。
ここでコース以外のメニューも気になり、熊野牛の前に追加で紋甲イカのバター焼き(@880円)とサーモンチーズ焼き(@990円)をいただくことに。
肉厚なイカの噛み応えとサーモンとチーズのマッチングがそれぞれたまりません!
これはオーダーして正解でした!!
と、ここで赤のグラスワイン(@600円)をオーダーすることに。
そしていよいよ熊野牛ステーキの登場!
焼いた食パンの上にカットされた熊野牛が整然と並んでいます。
ひと口いただくと、芳醇なお肉の風味が口の中で広がります!
焼き加減はミディアムレア。
お肉がいちばんおいしく食べられる焼き加減でいただけますよ。
前半は塩のみで。
後半はポン酢やニンニクチップとともに楽しみました。
ちなみにこちらのニンニクチップ、お代わり自由です。
これだけでも飲みのおつまみになるくらいです(笑)。
つけあわせのモヤシ炒めも出していただき、お肉のお供としていただきました。
そしてシェフから「お肉2切れとモヤシ炒め1/3」は取り置いておくようにとの指示が。
一瞬頭の中を「?」がめぐったのですが、そう、皿代わりに使用されていた食パンに挟んでサンドウィッチにするのです!
これがまたいける!
一見もやしがサンドウィッチを水っぽくさせるのでは?と思いがちですが、熊野牛のうま味、モヤシのシャキシャキ感、そしてニンニクチップの風味がうまく絡み合い、勢いほおばってしまいました。
そして〆はごはんと汁物です。
ごはんはガーリックライス(@220円)にしていただきました。
そして汁物は先ほどいただいたイセエビの頭部をだしにしたお味噌汁です!
伊勢エビの甘みとうま味をふんだんに味わえるお味噌汁はぜひ食べてください!
もちろん頭部の身も食べくださいね。
最後の最後は甘味(ゼリー)でさっぱりとしめてコースは終了です。
まとめ
JR白浜駅から少し離れた住宅街にあるお店は、その外観からもスタイリッシュなものを感じさせてくれます。
実際、いただいたコース料理もひとつひとつのメニューがそれぞれ際だっており、メインのステーキはもとより、鉄板焼きをトータルで楽しめます。
店名を「ステーキ 蘭」ではなく「鉄板焼 蘭」にされたオーナーシェフの思いがメニューを通して伝わってきました。
お肉がおいしいことはもちろんのことなのですが、なによりシェフと奥さまおふたりのホスピタリティに感銘を受けました!
大きな宿の夕食ではなかなか味わえない現地のお話なども聞かせていただき、舌だけでなく耳も大満足なディナータイム。
これぞまさに地元のお店だから体験できることですね。
自分たちのお土産にお店自家製のドレッシング(@880円)も2本購入し、自宅でも蘭の味がいただけるように!
ステーキだけのコースを食べるのももちろんおすすめなのですが、個人的にはあなたにアワビやイセエビもついたフルコースを食べていただきたいです!
そうすることで蘭の「鉄板焼」を十分に味わい尽くすことができることでしょう。
本ブログのタイトルには「ステーキコース」と書いていますが、鮑と伊勢海老はマストにすることをおすすめします!
なお、お値段もお土産にした2本のドレッシングを含めて30,000円弱(2名分)でした。
このコースに単品料理やお酒も含めての価格ですから、宿の夕食よりも満足度はグンと高い!と思いました。
もし仮にこのお店が東京にあったなら、ぼくたちでは通えないお値段になっていることでしょう。
今後も白浜を訪問する際にはリピートしたいお店です!
おすすめですよ!!