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先日ぼくを含め小学校時代からの友人3人で食事をする機会がありました。
人生も半ばまでくると話題の内容が大きく変わってきますね。
そのひとつが健康ネタ。
やれ目がかすんでくるとか、肩が上がりにくくなってきた、健康診断では基準値をオーバーするの数値項目が増えてきたなど、数え上げればきりがありません。
およそ20代、30代では想像すらできなかった話題ばかりです。
そんな話のひとつとして出てきたのが睡眠のこと。
加齢とともに睡眠時間が短くなるのは人間の生理的現象とは言え、ならば睡眠の質をあげてぐっすりと眠るようになりたいという話になりました。
すると友人のひとりから今回紹介するオーダーメイドの枕を作ったとの話がでたのです。
彼は自分の枕を作ることで、これまで体験してこなかったほど深く眠れることができている!とぼくたちふたりに強くおすすめしてきたので、深い眠りを欲していたぼくも枕を作ることにしました(ちなみにもうひとりの友人も作りました)。
目次
オーダーまくら「&Free」の制作プロセス
今回ぼくのオーダーメイド枕を作っていただいたのは西武百貨店池袋店7Fにある、ふとんの西川が運営する「&Free(アンドフリー)」というお店です。
それでは以下、オーダーメイド枕を作る過程の模様をわかりやすく記していきます。
ステージ1 相談
自分の現在の睡眠の状況や使用している枕などを睡眠専門のコンサルタントさんに話した後、彼女から現在使用している寝具やまくら、睡眠環境そして好みの枕素材などについてひと通り質問を受けました。
ぼくは「自分がこれまで枕をいくつか試している」「そば殻のような音がする素材は苦手」といったことを大まかに伝えました。
ステージ2 測定
ひと通りのヒアリングが終わると、次に行うのは後頭部から首にかけてのカーブの測定です。
これから作る枕にとって最も大切な、高さ調整のために必要な工程になります。
これがぼくの首のカーブです。
一般的に男性の方がこのうねりが大きいようです。
ステージ3 枕の素材選び
&フリーのHP上では枕に選べる素材は10種類あります。
これはお店によって異なることもあるようで、ぼくがうかがった西武池袋ではプレミアム素材の「整圧」シリーズに2種はありませんでした(しかし都合8種類の中からでも十分にフィットする素材を選ぶことができました)。
こちらが6種のレギュラー素材。
下写真右上に2種類のプレミアム素材のサンプルがあります。
ぼくのこれまでの枕歴の経験上、そば殻やパイプ状の、頭をおくと「かさかさ」と音が鳴るものとはあまり相性がよくありません。
対してクッション性のある素材なら頭や首とのフィット感がよく、比較的よく眠れていることも認識していました。
もちろんこれは個々人の好みの問題も多分にあり、お試しできる素材はすべて試みることをおすすめします。
じっさいぼくもパイプ素材のものも含め計8種すべて試し寝をしました。
この時点でぼくは素材をレギュラー素材からやわらかめの「エンジェルフロート」、プレミアム素材からやわらかめの「羽毛&粒わた」の2種にまで絞り込みました。
ぼくの頭は枕に乗せると素材がある程度沈み込み、ほどよい高さでとどまるやわらかめ素材との相性がよい、ということがあらためて実感できました。
こうやって好みの素材が可視化できるのもナイスなポイントですね。
ステージ4 枕の高さの調整
さて、ステージ2で自分の首のカーブ、ステージ3で好みの素材がわかったところで、枕の高さの調整です。
1㎝きざみのシートをお試し枕の下に挟み込むことで、自身の頭や首のすわり心地を探っていきます。
シートは写真のように上下左右に4分割されています。
このうえに先ほど絞り込んだ好みの素材が入った枕をのせて調整します。
下の写真の上段が枕のサンプル、下段が高さ調整板になります。
これはあおむけに寝た場合、横向きになった場合、それぞれでのベストポジションを探っていくためです。
あわせてこれは寝返り対策もかねており、その人の頭が枕の上でどのような体勢になっても安眠を促すようにしつらえられているのです。
ぼくの場合、ここで自分の心地よい高さを整えた後、最後まで残したふたつの素材のうちひとつを選びました。
最終的に選んだのはプレミアム素材からやわらかめの「真綿&粒わた」
結果的にお値段が高い方になったのですが、ここは最後まで悩み、少しの差でより寝やすいと感じた「真綿&粒わた」を選んだ次第です。
そしてここまでで決めた枕の高さや素材などをカルテに落とし込みいよいよオーダーメイド枕の作成です。
ステージ5 枕の作成
実は「&Free」シリーズの枕は上下2層構造になっています。
枕の下側の土台となる部分には「ミニ備長炭パイプ」を共通素材として用い、先ほど試し寝した枕の高さなどはこのパイプの量を増減することで整えていきます。
そして頭をのせる上段の方はお好みの素材(ぼくの場合は「真綿&粒わた」)で整えます。
とはいえ下段がパイプ素材なら頭をおいた時に圧力がかかって高さが一定にならないのでは?と思ったかもしれませんね。
かくいうぼくもそう思いました。
その疑問をスタッフさんに投げたところ、実は土台となる部分はいくつもの袋状の部屋に分かれており、その袋ひとつずつに備長炭パイプを入れるので圧がかかっても拡散しないとこのこと。
つまりこれはカサカサといった音がしないことを意味します。
これには納得しました。
下の写真がパイプを入れている様子です。
そして上部素材は先ほど選択した「真綿&粒わた」を備長炭パイプのうえにセッティングして完成!
今回同時購入した枕カバー(1,500円)もつけ、最後にもう一度試し寝をしてファイナルアンサーにしました。
また「&Free」シリーズは枕を作ってから1年間は無料で高さの再調整や定期的なメンテナンスもやっていただけます。
こういったアフターフォローもうれしいですね。
枕の制作時間も30分ほどですからその日のうちの持ち帰って使うことも可能です。
ぼくものつくったその日から使用したのですが、妻曰く深く眠っていることがよくわかる、とのこと。
やはり効果はあるということですね。
まとめ
今回、幼馴染の何気ないひと言からオーダーメイド枕を作ることになりました。
枕本体価格が38,500円(税込・以下同)、枕カバーが1,500円の都合41,000円と決して安い買い物ではありません。
しかしこれを一年で減価償却すると考えた場合、1日当たりの費用は缶ジュース一本相当の約112円(41,000円÷365日)。
かつ、一日7時間睡眠だとすると1時間あたりの費用は16円(112円÷7時間)となんてことない値段です。
睡眠は人生の1/3を占めているとはよく言ったもので、この1/3の質を高めることで健康を維持でき、健康を維持できることが自分の人生を充実させる土台になることを考えればこの経費も安いものだと思います。
そしてなによりぼく自身が日々ぐっすり眠れていることがその何よりの証になるでしょう。
今回は友人の紹介という「究極の口コミ」でオーダーメイド枕をしつらえることになりましたが、この記事を読まれたあなたにも心より西川のオーダーメイド枕「&Free」をおすすめします!