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ステーキ、沖縄そば、みそ汁、タコス…限られた旅程で沖縄の代表的な食べ物をたくさん経験したいと「一食入魂」なぼくたち夫婦にとって、今回(2020年2月)の沖縄旅行でどうしても食べたいものがありました。
それはしゃぶしゃぶ。
しゃぶしゃぶといってもいわゆる牛肉のしゃぶしゃぶではありません。
そこは沖縄。
沖縄の名産のひとつといえば豚肉。
そう、アグー豚のしゃぶしゃぶなのです!
お店訪問の2週間前に予約をし、日増しに期待値が上がり続けていたのですが、その期待値以上の味で応えてくれたので紹介いたします!
目次
食彩酒房まつもと 店舗概要
住所:沖縄県那覇市松山1-7-1 松山ガーデンビル1F
電話:098-861-1890
営業時間17:30~22:30
日曜営業
カード可
完全禁煙
実はこちらのまつもとは2号店になります。
上の地図にありますように、この界隈でまつもとは3店舗営業しています。
ぼくたちは食彩酒房まつもと(まつもと2号店)に、ホットペッパー経由でオンライン予約をしました。
オンライン予約の際にリクエストしたスタート時間は18時。
後日先方から折り返しで予約受付の電話をいただいたのですが、その時にお話ししていただいたことが大切ですので事前情報として共有いたします。
- お店は17時半スタートと19時半スタートの2部制。従ってどちら時間かを選んでほしい(ぼくたちは17時半スタートを選択)
- 当日14時ごろに最終確認の電話がある。そしてその時にお店がきまる。
やはり人気のお店であることがうかがい知れますね。
こうやって文字におこすと「お高くとまったお店」という冷たい感じがしてしまいますが、そんなことはまったくありません!
とてもていねいに事情やルールを説明してくださいました。
特に「2」に関してはご注意ください。
ぼくたちは結果的に当初訪問予定の2号店に行くことができたのですが、場合によっては1号店で予約した方が3号店で食べることになる可能性もあります。
このようにお店訪問までに2度ばかり電話をいただくことになりますが、これもお店がお客さんに豚しゃぶをおいしく食べてほしいと考えるホスピタリティのひとつだと思います。
それではさっそく実食レビューにうつりましょう!
まつもと アグー豚しゃぶしゃぶ実食レビュー
予約時のオーダーは「あぐーしゃぶしゃぶセット」の一択です。
お値段はひとり5,500円(税込)。
そしてコースの内訳は以下の通りです。
もずく酢
海ぶどう
アグー豚しゃぶしゃぶ(野菜付)
雑炊
デザート
一見量が少なく割高なように感じられるかもしれませんが、実際に食べてみるとはまったくありません。
むしろ満足度はめちゃくちゃ高いです!
ビールとつきだし
まずはつきだしのもずく酢と海ぶどうを、オリオンビールで乾杯!
カウンターテーブルにはすでに鍋の準備が整っています。
そしてまずはもずくと海ぶどうをいただきます。
スタッフさんが言うには海ぶどうはもずくにつけて食べのがおすすめです!とのことでいざ試してみるとまさにその通り!
もずくのつるッとした食感と海ぶどうのプチプチ感が酢の酸味でとてもよくあいますね。
海ぶどうは天然もので、その上この時期しかとれない貴重な旬のものとのことでした。
たしかにつぶとつぶの隙間がなく、みっちりと詰まっていますね。
これまでにぼくが食べたことがある海ぶどうはもっと実の間にスキマがあったのものばかりでしたから感動です。
こちらの遠目に見ると確かに質のよいマスカットのようです。
鍋 野菜編
そしてほどなくしゃぶしゃぶの準備も整いました。
まずはスタッフさんにあらかじめ大根だけが入った鍋に葉物以外の野菜類を入れていただけます。
その際、お店の方に言われたのが「大根と長ネギは最後まで絶対に食べないで!」とのこと。
しゃぶしゃぶし終えた鍋の、野菜や豚などのだしをすべて吸い取った大根と長ネギを食べていただきたいというお店の配慮です。
鍋 豚肉編
いよいよ豚肉をしゃぶしゃぶです。
見てくださいアグー豚のとてもきれいなこと!
見た目はほとんど脂身のように見えますが、しゃぶしゃぶするとまったく脂っこくない。
いやむしろうま味だけがギュッと凝縮されたといってよいでしょう。
こちらもまずはネギがたっぷり入ったお店特製のポン酢でいただきました。
またこちらの特選ポン酢がうまいこと!
一般的な市販のポン酢は酸味を強調したものが多いのですが、まつもとのオリジナルポン酢は最初に甘みがやってきて酸味があとからほのかに追っかけてくる感じです。
そして卓上のシークワーサーこしょうや豆板醤でもいただきました。
どの食べ方もそれぞれおいしく、今回ばかりは優劣がつきません。
ですので、ポン酢→シークワーサーこしょう→豆板醤とローテーションをしつつ食べ進めちゃいました。
その際あなたにぜひとも試していただきたいことがひとつあります。
それは島らっきょうを豚肉で巻いて食べること。
島らっきょうは別料金(@500円)になりますが、らっきょうが苦手でなければぜひ注文してください!
らっきょうそのものでももちろんおいしいのですが、しゃぶしゃぶした豚肉でくるみ、シークワーサーこしょうをちょこっとつけて食べるとそのうまさが激増します!
らっきょうのポリポリとした食感とさっぱりした味わいが豚肉の脂のうまみと絶妙に絡み合い無限に食べられそうになります。
そして実はここまでの一連の鍋奉行はスタッフさんなのです。
ぼくたちは一度も豚肉のしゃぶしゃぶもしていません。
まさにいたれりつくせりのサービスなのですね!
それもすべてお客さんにおいしくしゃぶしゃぶを食べてもらいたいという一心でしょう。
ぼくたちの食べるはやさも見計らってサービスしてくださるので、気持ちよくいただけました。
そしてこちらのしゃぶしゃぶのおいしい食べ方がわかったところで自分たちでもしゃぶしゃぶをすることに!
ただし豚肉を6枚だけさらに残すようにだけ言われました。
どうやら最後にお楽しみがあるようですよ。
さて、自分たちでしゃぶしゃぶをするときのコツは豚肉を一枚ずつ入れるというよりはまとめて入れてしゃぶしゃぶすること。
これがおいしく食べられる秘訣ですね。
途中でビールや泡盛のモヒートなどもいただきつついよいよ鍋も終盤に!
再び担当のスタッフさんにおこしいただき、残していた最後の6枚をしゃぶしゃぶと。
その際水菜も鍋にくぐらせ豚肉を巻いていただけました。
これが最後のお楽しみの味になります!
先ほど島らっきょう巻きを食べましたが、水菜巻きもシャキシャキとしておいしいです。
らっきょうは苦手という方でも味にクセのない水菜ならおいしく楽しめますのでぜひとも食べてみてください。
ぼくのおすすめはシークワーサーこしょうをつけていただくことです!
鍋のフィニッシュから雑炊へ
大根と長ネギをいただいていよいよフィニッシュに。
鍋に最後まで残していた根菜類がこんなにおいしくいただけるなんで初めての体験です。
どうしても先に食べてしまいがちな鍋ものの野菜類を最後に食べるとこういった役得があるんですね。
大根はだしのエキスを吸い込んで噛むこともなく味わえ、長ネギは芯の部分のとろとろがだしのうまみをため込んで何層にも甘みをだしてくれますよ。
おいしいだけに慌てて食べるとやけどしますので、どうぞご注意を!
そして大トリはぞうすいで。
一度鍋を引き上げ、調理場でしつらえてくれたものがこちら。
だしがおいしいに決まっているわけですから、雑炊も言うにおよばずですね!
お米の最後の一粒まで気持ちよくいただきました。
もちろんデザートの果物も口直しに食べて終了です。
お会計とまとめ
あぐーしゃぶしゃぶセット2人前に島らっきょうと生ビールや瓶ビール、泡盛などをいただいて都合14,200円。
味、お店のサービスなどと照らし合わせても妥当な価格でしょう。
それくらい満足度が高かったです。
やはり有名店らしく店内は有名人のサインなどが所狭しとかざられていましたが、嫌みな感じもなくとてもすっきりとしたお店でした。
そしてこれまでレポートしたように味については申し分ありません!
またそれ以上に感銘を受けたのがスタッフさんたちについてです。
入店時「お店のテーブル数に比べてやけにスタッフ数が多いな」と感じていたのですが、それもそのはず一組ごとにスタッフさんが鍋のリードをしてくれるからなのです。
だからこそ、おいしい素材をさらにおいしくいただけるのでしょう。
豚肉のしゃぶしゃぶの仕方や根菜類は鍋の中で最後まで我慢してとっておくことなど、ちょっとした学びもあって有意義な2時間を過ごせました。
あなたも那覇で食事の場所を検討しているようでしたら、ぼくからはまつもとをおすすめします!
予約必須ですのでご注意を!
予約はホットペッパーからが便利ですよ。
おまけ情報
本文中でも感動していたまつもとの自家製ポン酢、実はお店で購入できます!
ぼくも2本購入しました(現金のみでの購入になります)。
1本1,000円なのですが、2本購入するとシークワーサーこしょう(@500円)が無料でいただけます。
そして自宅で豚しゃぶをする際に自家製ポン酢とシークワーサーこしょうを使って楽しんでいますよ。