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クロネコヤマトの愛称で親しまれているヤマト運輸。
日本の物流を支えてくれている会社です。

今回ようやくタイミングが合い、ヤマト運輸が誇る「羽田クロノゲート」を見学することができました!

結論から申し上げますと、大人でも(いや、大人だからこそ)十分満足できる社会科見学です!

クロネコヤマト 羽田クロノゲート概要

住所:東京都大田区羽田旭町11-1
京浜急行 穴守稲荷駅から徒歩5分です。

タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》



建物

近くには以前宿泊したJAL CITYウェストウィングがあります。

羽田クロノゲート 見学予約方法

インターネットからの事前予約が必要になってきます。

 

おもな予約概要

・1回あたりの見学は最大25名まで
・1グループ最大5名で、それ以上の団体や学校関係は別途申込
・見学時間は90分
・ロッカーあり(スーツケースも応相談)
・車いす・ベビーカー貸出

ぼくたちはとある平日の午後の回(14時~15時半)を予約しました。

羽田クロノゲート見学

受付~見学開始前まで

さていよいよ見学当日です。

受付は見学開始10分前までに受付棟にて済ませることが必要です。
受付時には代表者の身分証明書(運転免許証など)も必要になります。

この日はぼくたち夫婦のほか子ども連れの家族が数組と、男性、女性ともソロ活の方も複数人いらっしゃいました。

こういった幅広い参加者層を見ても期待ができますね。
見学開始まで事前にいただけるパンフレットをパラパラと。

パンフレット

大人用より子供用の方が内容が充実しています!

また事務所1Fではヤマトトラックの1号車やドローンを大きくしたような未来の配送マシン、ビッグなクロネコなどが展示されていました。

トラック1号車

トラック説明

ドローン型

クロネコ

施設見学開始

ちょうど時間になったところで見学開始です。

まずは2階に上がって、担当スタッフさんからヤマト運輸の歴史やトピックスなどを簡単に説明を受けます。

大正時代の創業期、宅配という分野を開拓していった歴史、節目節目でスキーやゴルフ宅急便、クール宅急便などの商品を投入してきた流れなど、クロネコヤマトの100年をわかりやすく解説してくださいました。

歴史2

歴史1

歴史3

ちなみに「宅急便」という言葉はヤマト運輸の登録商標になります。

ジブリ映画「魔女の宅急便」はジブリからヤマトに許可を得に行ったところ、逆にヤマトからスポンサーに名乗り出たという経緯があったという話もしてくださいました。
(サブスクでジブリ映画が見られる方法は下記リンクから!)

 

その後別室のモニタールームでも会社の歴史を動画で振り返っていよいよ荷物の仕分けエリアでもある本丸に突入です!

モニター

ですが写真撮影が可能なのはここまで!
この先はオフィシャルページの写真を借りつつ、レポートを進めます。

見学者はクロノゲートの2Fにて各地からクロノゲートに集荷された荷物がどのように仕分けされているかをつぶさに見学することができます。

具体的に言うとこうなります。

あなたが依頼したヤマト便の荷物が、羽田クロノゲートを通過することで地域別に仕分けられた後、再度該当地域に出荷される手前までを見ることができる。

この仕分け作業を瞬時にやってのける魔法のBOXがクロノゲート!

その過程は「スキャナー」「クロスベルトソーター」「シューター」と大きく3つの作業から成り立っています。

下の写真のような場所から、スタッフの説明を聞きながら見学することができます。

館内1

スキャナーにかけることで宅配スタッフが荷物に貼り付けている番号を読込み、その荷物の宛先を認識する。

その後、クロスベルトソーター段階では「セル」と呼ばれる台座にタイミングよく荷物を配置していく。

ソーター写真

シューター段階にて「セル」の上にある荷物をスキャナーで読み取ったエリアに仕分けしていく。

館内2

そして最後は仕訳けられた荷物を該当エリアへと配達するトラックが待っているゲートまで持って行く

スパイラルコンベア

これを各ステージで瞬時にやってのけるのです!

しかもこの一連の流れを完全オートメーションでやっていますから、作業場内は荷物が流れる音しかしません。

ある種「閑さや壁にしみ入る仕分け音」といったところでしょう。

ちなみにこちらの仕分け場は休むことなく24時間稼働しています。

荷物には繁忙時間と閑散時間があり、ふたつのレーンと時間帯をうまく使い分けることで仕分けレーンの整備や人員のシフトを組んでいるとのことでした。

これだけでも感激なのですが、さらに羽田クロノゲートの心臓部にもあたる「集中管理室」まで見せていただきました。

集中管理室

ぼくたちが訪問したとき、管理室で勤務するスタッフはわずか3名。
この3名にて24個のモニターをみることで、さきほど見学した仕分け作業をすべて管理していたのです。

仕分けレーンに何か不具合が起きると「集中管理室」から指示を飛ばし、現場スタッフが改善に向かうという仕組みです。

1時間で最大48,000個の荷物の仕分けができるレーンをこの少ない人員でやっているのはすごいの一言です!

さすがクロノゲートという名前だけあって時間(クロノス)をどれだけ大切にしているかがよく理解できました。

以上が今回のメインとなる見学になります。

が、まだもう少し見学は続きます。

羽田クロノゲート展示ホール

じつは羽田クロノゲート内では荷物の配送だけでなく、さまざまなサービスを展開しています(後述)。

そのうちのひとつがピッキング作業。

数ある部材群を顧客ごと、リクエストごとに部材をピッキングし配送するということもやっております。

それをぼくたち見学者も実地体験できるというユニークな仕掛けが最後に用意されていました。

ピッキング2

ピッキング1

そのピッキング作業を終えていただいたおみやげがこちら!
どれも実用的でうれしい限り!

おみやげ

このようにヤマト運輸は物流業以外にもサービスを幅広く展開しています。

それをヤマトでは「付加価値機能」と呼び、上記サービスのほか以下のようなサービスを展開しています。

・家電修理
・医療器具の洗浄とメンテナンス
・税関機能
・PCセッティング
・印刷、仕分け、発送

いずれも物品を「配送」する前後に行うものを「付加価値」として取り扱うことで配送以外のサービスを手広く手掛けているという構図になります。

個人的にはこの展開に感激するところが多々ありました。

 

その他「配送」それ自体にまつわる付加価値のほか、以下のようなサービスも展開しています。
各地域で活躍されている配送ドライバーさんが、さらに地域社会に貢献できる仕組みでもあります。

それが「クロネコ見守りサービス」。

こちらのサービスに関してはとてもおもしろいサービスだと思ったので、別途ブログ記事にてわかりやすく紹介しています。

こちらもあわせて読んでいただけるとうれしいです。

ということで今回の羽田クロノゲート見学レポートはここまでになります。

あらためお伝えするのですが、大人の社会科見学としてぜひとも訪問することをおすすめします!

ぼくたちが日々何気なく受け取っている荷物がこのような過程を経て届けられていることがわかると、その荷物を出した人だけでなく、運んでくださっている方々の思いも感じられて感謝の度合いがさらに増しました。

わが家では旅行の際に往復宅急便やANAとのコラボ商品である宅空便なども頻繁に利用させていただいておりますので、今回の見学は夫婦ともどもとてもためになりました。

下のリンク記事からそれぞれのサービスの利用方法を知っていただければうれしいかぎりです。